万聖節に黄金の雨が降る

初出誌
『りぼん』1977年10月号増刊 p5~39(35p)
あらすじ
結核を患うリオンはゲイルズパーグに汽車で着いてからずっと、彼を妖精・グレイトパンプキンだと信じている少女アリスにつきまとわれた。彼女は自分をさらって、自分が生まれる前に死んだ兄に会わせてくれと言う。又そのアリスにつきまとい自分を妖精だというパックの出現。父に死なれ、母と別れ別れで愛のない17年間を過ごしてきたりオンの辺りは、がぜん賑やかになる。が、ハロウィーンの夜、パックにつれられアリスの家を覗くと、そこには楽しそうに笑うアリスと、何と別れた自分の母の姿が――!「ぼくは本当に妖精なんだ。アリスを妖精の国につれてゆくよ」と笑うパックにリオンは…。(『増刊ぱふ』1986年vol.2より)
収録書籍
かすみ草にゆれる汽車」1981年10月20日 集英社(ぶ~けコミックス)