- 初出誌
- 『ぶ~けセレクション』Vol.2 1984年1月20日号 p11~120(110p)
- あらすじ
- 機嫌をそこねた「ねこ」は何日たっても人形になったまま戻らない。そこへあけみ達が来て、綺麗な着物をねこに着せた。うれしさの余りねこはお礼を言うが、皆は草の腹話術と思い込んで帰る。次日、時雨が草の家へ来た。そこでもねこはいたずら気分で動き回った。動くねこ――草は考え始めていた。ねこの魂は何処から来たのか。一方素直に物を見つめる草と波調が合うあけみ。誰にも分ちきれない思いはある。でもそれは決して悲しんだり絶望する為のものではない――。そんな優しい草の瞳にあけみは魅かれる。そんなある日、ねこがかんしゃくから街へ出た!ねこは動く、動く、勝手に、自分の意志を持って…。(『増刊ぱふ』1986年vol.2より)
- 収録書籍
- 「草迷宮・草空間」1985年3月10日 集英社